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学校から一定の範囲内を対象に、全市的に整備を進める先進都市の事例を紹介しつつ、千葉市においても同様の取り組みを実施するよう議会質問等を通して求めて参りました。
その結果、平成28年度に「千葉市通学路のカラー化計画」が策定され、市内全111校を対象に、学校から半径500メートル範囲にある“歩道のない通学路”のカラー化が進められております。
最終的には、H33年度までに総延長60km、H38年度までに120kmの整備がなされます。
蘇我はジェフユナイテッド市原・千葉のホームタウン。
降り立った駅からスタジアム(フクアリ)まで一直線、そこはジェフカラーに染められている・・・
そんなイメージで所管部局にはストリートの空間形成を訴えてきました。
地域からの声もあり、要望が実現して時計が設置されたのは6年前。
2年前には、バスシェルター屋根及びエレベーター外壁へのラッピング、フクアリまでの路面へ案内標示シート、市民協働による3色ロープの取り付けが行われました。
蘇我の地元の議員として、これからもこのまちの活力アップに取り組みます!
2006年11月24日、議員になる前のお話・・・
市議を志して党より公認を頂いた頃、地域の皆さまの署名簿とともに以下の要望書を当時の市長宛てに提出。
大森町においては、自然景観としての緑地は豊富に存在するものの、身近にふれあう緑地や公園は意外なほど存在していない。
ニーズが多様化し、都市のあり方が見直されている現代において、憩いやレクリエーションの場、また災害時には避難地となり、長寿・福祉社会に対応した「街区公園」の必要性はますます高まってきており、早期の設置を要望する。
3年後の2009年末(1期目の3年目)、大森町公園が完成しました。
H25年3月の代表質疑にて、千葉駅を中心とする都心形成について『先々の見通し・予測がつけば、経済は動く。都心形成の構想は、市民や広く経済界等に対してもわかりやすく早期に発信していくべき』と主張。また、海辺の活用について『三つの人工海浜(幕張、稲毛、検見川)は千葉市が誇る観光資源であり、民間活力を生かし、早期にグランドデザインの策定に着手すべきである』と主張。
その3年後、「千葉駅周辺の活性化グランドデザイン」と「海辺のグランドデザイン」が策定され、新たな魅力形成の取り組みが進められております。
特に稲毛海浜公園は「都市型ビーチ」として、キャンプ施設や温浴施設、バーベキュー場が新設されるほか、プール施設も海を望めるプールとして新装オープンの予定。(明年の春以降、2020年までに順次オープンの見込みです。)
なお本事業は、民間活力を生かして進められるため、20年にわたる事業期間で市の維持管理委託費負担額が約38億円削減されるほか、市に支払われる公園使用料が約10億円増えることから、計約48億円の財政効果が見込まれております。
昨年8月、中央区生実町に待望の街区公園が完成しました。
本件は私自身が11年前に初出馬した際、地域のお子さん連れのお母様から頂いた声がきっかけでした。
議会質問を通して、市の街区公園整備の計画について問うていく中、市内において街区公園が最も少ないエリアの一つが生実町地域であることが判明しました。
以来、複数回にわたり公園整備に向けた質問、要望を行なってまいりました。
土地を提供頂いた地権者はもとより、地域の様々な関係者のご尽力も加わり、11年越しでの完成となりました。
子どもたちの憩いの場であることはもとより、災害時には避難場所としても活用できます。
地域の皆さまから頂いたお声をもとに、議会質問で駅前広場やバス停、道路など、まち全体へのベンチ整備を求めてきました。9月の議会答弁では、
「今年度末を目標に、駅前広場と道路へのベンチ設置計画を策定する予定である。」
「駅前広場については、JR蘇我駅の駅前広場で社会実験を行い、最適な設置位置の検証を行った上で計画に反映していく。」
「バス停については、バス事業者や自治会への整備に関する支援制度を検討していく。」
「道路については、休憩需要や歩道の有効幅員を考慮したうえで、順次整備していく。」
との答弁がありました。
その結果、一昨日、JR蘇我駅にベンチが整備されました(東口に3基、西口に1基)。なお、社会実験のため設置位置の検証後、再配置される場合があります。本社会実験を1~2か月実施した上で、全駅前広場への設置計画が策定される予定です。
今後の展開にご期待下さい。
同教育は、その歴史・意義などはもとより、フェアプレー精神、他者の尊重や自己実現などの学びからなり、特にパラリンピック教育は、子どもたちが社会の多様性を知り、他者を思いやる心を育む機会になるとして注目を浴びております。
本件は、H25年に市長に提出した政策提言書(酒井が原案作成)で触れた他、H27年12月の一般質問では、具体的にパラリンピック教育の実施を迫りました。
その結果、H29年4月、千葉市の全171校が大会組織委員会から「オリンピック・パラリンピック教育実施校」として認証を受領。今年度からは全ての小中学校で、体育の授業にパラスポーツが取り入れられております。
H26年4月にリニューアルされた「千葉市緊急通報システム」。一人暮らしの高齢者には必須のアイテムとなりつつあります。新システムでは、トイレへの安否センサーや火災報知器の設置や、看護師による24時間の健康相談がなされるほか、緊急時にはボタン一つでガードマン(現在はアルソック)が駆けつけてくれます。長きにわたり同一業者と締結していた千葉市に対し、先進事例をもとに事業の刷新を訴えてきたものが形になりました。
また、H25年7月にスタートした「千葉市孤独死防止通報制度」(電気、ガス・水道などのライフライン事業者や配達事業者との協定)も、それまでの議会質問の成果です。
千葉市では2020年の夏前を目標に、全市立小・中学校の普通教室等へのエアコン整備に向け取り組みを進めています。
整備する学校数は、165校で教室数は約2,700教室です。整備に必要な費用は、総額約93億円と見込まれており、その一部(直接施工方式分の実施設計費)が先の議会で補正予算に計上されました。また、明年の夏にはエアコン整備が間に合わないため、熱中症予防対策として、各学校に1~3台の冷水機と、体育館用として大型扇風機2~3台の整備も計画されており、その費用も補正予算に計上されました。今後の進捗にご注目下さい。
※写真は、今夏に市長とエアコン整備に関して議論した際のものです。
千葉市では、集客プロモーションの一環として2014年8月に、体験観光プラン集「千葉あそび」を創刊。(春夏秋冬・季刊の無料誌で、毎回約25,000部発行。公共施設や県内の民間施設【=以前はセブンイレブン、現在は京成電鉄駅構内など】に配架されております。)千葉市内の海と緑の観光エリアやスポットを舞台にした「千葉市ならではの楽しみ方」を提案し、市内外を問わず多くの方に、多くの体験参加の機会を提供していく試みです。
さて私が初当選した2007年、千葉大学の観光人材育成講座を一年間に渡って受講しました。当時極めて厳しい財政状況にあった千葉市にあって、税収を増やす方途として「観光政策の見直し」に着目したからであります。受講を終えた2008年3月以降は、毎回の様に観光振興策について議会で質問。様々な角度から質問を行ってきましたが、その柱は、①外部人材の活用を含めたプロデューサーの登用、②観光コースの商品化、③民間活力を活かした海辺の活性化、の3点。その主張が実ったのかはさておき、2013年4月に外部から観光プロモーション課長を採用。(元「九州じゃらん」編集長の桜井篤氏。)翌年、同氏のプロデュースにより複数の観光コースを商品化した「千葉あそび」が誕生。4年経って現在に至ります。
この度発刊された早春号も、「古民家で餅つき」「ワカサギ釣り」「午後からイチゴ狩り」など、非常に充実した内容となっております。千葉市の魅力は、まずは市民の皆さんに知って頂きたい。そんなコンセプトから生まれた「千葉あそび」。是非ご覧になってみてください。
東京オリンピック・パラリンピックの開幕まで、あと567日となりました。楽しみですね。
さて、平成25年10月(東京招致の決定から一か月後)「東京オリンピック・パラリンピックと千葉市をつなぐ30の提言」を書き上げ、熊谷市長に提出致しました。当時は、千葉市が競技開催都市となることは全く想定外でありましたが、同提言に沿う形で、庁内組織の立ち上げをはじめ、バリアフリーの推進など様々な施策が実施されて参りました。
千葉ポートアリーナが車椅子バスケットボールの「ナショナルトレーニングセンター」に指定されたことや、「オリンピック・パラリンピック教育」の全小中学校での実施、「大会後のレガシー(遺産)」の検討などは、その一連の政策提案の賜物であります。
熊谷市長からも、「あの当時、あそこまで網羅的な五輪に関する提言は東京でも無かったと思います。おかげさまで千葉市は東京にも勝るとも劣らない充実した準備期間を送っています。」とのメッセージが先日寄せられました。
私たちのまち千葉市にとって、より良いレガシー(遺産)を遺すべく、力を尽くしてまいりたいと思います。
住宅街などの生活道路が密集する区域を指定して、車の最高速度を時速30キロに制限する「ゾーン30」の導入が全国各地で進んでおります。およそ3,100カ所整備され、人身事故が3割減少、さらには車と衝突した際の歩行者の致死率は、車が時速50キロ台の場合16.6%であるのに対し、30キロ未満であれば0.9%まで減少するとも言われております。生活道路での事故抑制の視点から、本市においても導入を提案して参りましたが、現時点で約30箇所に広がっております。
その他、「カーブミラー」の設置や「路面標示」の敷設など、酒井がアシストした地域の身近な安全対策は、この12年間で400箇所を越えました。
今後とも、安全安心の地域づくりに全力を尽くして参ります。
小中学校に就学する児童生徒が安心して教育を受けられるよう、経済的理由でお困りの保護者に学用品費等を支給する就学援助制度があります。
このうち、中学校の「入学準備金」(新入学児童生徒学用品費等及び制服調整費)の支給時期が、これまで7月であったのに対し、今年度より入学に必要な諸用品を準備する3月に変更されました。
また、小学校の入学準備金前倒し支給については、この4月の入学予定者から対応できるよう準備が進められております。
本件は、私自身、H27年3月の議会質問で初めて実施を要望。その後、H29年3月に富田茂之衆議院議員(公明党)が国会質問で法改正の答弁を引き出し、それを受け千葉市でも実施が決定したものであります。
入学前のタイミングで「ランドセルや制服購入の負担を和らげたい」との思いが形になりました。
千葉市では、「障害者スポーツの団体数や競技人口などの実態について、統括する組織がないため把握できていない」状況にあります。
そこで、私自身、平成26年以降、3度に渡り議会質問で「練習場所の確保や指導者の育成を初め、関連団体の声を的確に把握するためにも、障害者スポーツ協会の設立を進めるべきである」と訴えてまいりました。(当時の状況は表の通り)
オリパラ開催まで2年を切ったなかで、その後の検討状況を昨年の議会質問で問うたところ、「パラスポーツの推進組織については、千葉市体育協会と千葉市スポーツ振興財団との業務統合を検討する中で、合せて検討してきた。H31年4月1日の設立を目途に調整を進めている。」との答弁を得ました。
障害者スポーツの専門組織が遂に実現の見込みです。今後のポラスポーツの発展にご注目下さい。
千葉都心、幕張新都心に次ぐ第三の都心、蘇我副都心。その活性化の為に、これまで様々思考し、政策提案を行ってきました。1丁目1番地の「京葉線・りんかい線の相互直通運転」及び「東口駅前広場の拡張」はまだまだ時間を要しますが、継続して取り組んで参ります。
さて、一昨年より蘇我スポーツ公園で開催されている「JAPAN JAM」。会場の一部である多目的広場「フクダ電子グラウンド」を巡っては、強風で舞った砂ぼこりが隣接するサッカー場に流れるなど、利用者や周辺住民から苦情が相次いでおりました。私自身、市議会において、副都心蘇我の新たな魅力ともなることから、「JAPAN JAM」の継続開催とともにイベントの定着化を進めるべく、公園施設の積極的な改修の推進を求めて参りました。
そうしたなか、イベントの制作・企画を担うロッキング・オン・ジャパン様からの多額の寄付もあり、昨年3月には天然芝が敷設されました。昨年のイベント当日には、参加者及びアーティストの皆さんからも「全ステージ芝生化」の喜びの声が聞かれたところであります。
関係者から「ロックフェス革命」(駅から近く、快適かつコンパクトな会場)とも言われる蘇我の「JAPAN JAM」。「フェスと言えば蘇我」「大物アーティストが集うJAPANJAM 」となる日を夢見つつ、副都心蘇我の活性化にこれからも全力を尽くして参ります!
千葉市における徘回高齢者の推移は、平成27年度は39件、28年度は59件、29年度は65件。それらを踏まえ、H27年以降、複数回に渡って議会質問において「徘徊高齢者問題」を取り上げてきました。
その結果、昨年7月より、認知症よる徘徊症状が見られる高齢者の安否情報等を関係者間で共有する「高齢者保護情報共有サービス」が始まりました。写真の通り、QRコードが印刷されたラベルシール(一人当たり40枚)とICTサービス(どこシル伝言板)を用いた事業です。認知症サポーター等を含めた市民の協力を促進し、地域における認知症高齢者の見守り体制強化等を図るものです。是非とも、ご活用ください!
H26年6月に、千葉市議会で初めて駅周辺等への「防犯カメラの設置」を主張。紆余曲折はありましたが、(4年後の)本年度に千葉駅周辺(13台)と稲毛駅周辺(7台)へ、来年度を目途に海浜幕張駅(7台)と蘇我駅(8台)へ防犯カメラが設置されます。なお、町内自治会に対する防犯カメラの設置補助事業は、一昨年より始まっております。(一昨年は11町会に30台のカメラが設置されました。)
その他、監視の目という観点では、本市でも公用車におけるドライブレコーダーの活用が進んでおりますが、近年では民間事業者にもドライブレコーダー活用を協力いただく自治体も出てきております。一昨年の議会質問でも要望したことであり、引き続き実現を求めて参りたいと思います。
8年前の東日本大震災直後の改選後、最初の議会で真っ先に千葉市の防災・減災の強化策を提案。「避難所運営委員会の設立」「福祉避難所の設置」「津波避難ビルの指定」「海抜表示の設置」「分散備蓄の推進」「被災者支援システム(罹災証明書の発行支援システム)の導入」「BCP(大規模災害時の市役所における業務継続計画)の策定」などは、いずれもその際に提案し、後に実現したものであります。
特に避難所運営委員会は、避難所総数274ヵ所に対して、本年初頭の段階で255ヵ所(93.1%)が設立されております。阪神大震災や東日本大震災において、最も現地で苦労したのが避難所運営であったとされていたことから、その設立を提案したものであります。
今後も、更なる防災・減災対策の強化に邁進して参ります!
近年、若者世代からは特にWi-Fi環境の充実を求める声を頂戴して参りました。私自身が調査したところ、全国の政令市では、図のようにその都市の名を冠したWi-Fiが16/20都市で導入されております。それらを踏まえ、議会において千葉市内のWi-Fi環境の充実を求める質問をして参りました。
その結果…
❶ 全公民館で利用可能に!
昨年4月から全ての公民館で提供が開始されるなど、大きく拡充されました。その他、中心市街地においては民間主導による「おもてなしWi-Fi」の普及など、環境整備の促進策が進められております。
❷ 「ちばCity Wi-Fi」導入へ!
昨年の私の議会質問では、「ちばCity Wi-Fi」の導入に向けた前向きな答弁を頂いており、間もなく実現の見込みです!
❸ 避難所(小中学校など)へのWi-Fi導入は2020年!
大規模災害発生時に、避難者が安否情報や支援情報などを速やかに収集・伝達できるようにするため、避難所へのWi-Fi設置は、今や必須課題であります。現在、避難所274箇所のうち、公民館及びコミュニティセンターなど計56箇所に整備され、災害時は避難者に開放されます。小中学校等の避難所168箇所については、2020年1月に環境整備され、その他の50箇所についても、整備手法等の検討が進められております。
「集中豪雨(ゲリラ豪雨)対策」については、議員2年目の10年前、①「昨今の気象変動を加味した(道路側溝等の)施設整備基準の見直し」、②「アンダーパス構造道路における警報システムの設置」を提案しました。
その結果、後者は写真の通り、H22年に実現。前者は今年度より、(重点地区において)1時間あたり53.4mmの大雨から65.1mmの大雨に対応できる水準に、道路側溝施設の整備方針が引き上げられ、順次改善がなされていきます。(中央区では蘇我駅周辺や千葉駅周辺が対象となっております。)
近年、工場の夜景を見て楽しむ“工場萌え”が全国的な話題となっており、陸上や海上から工場夜景を鑑賞するツアーが人気を博しております。こうしたツアーは2010年頃から、川崎市や北海道室蘭市など港湾に工業施設のある地域で「観光資源に」として広まってきました。
千葉市においても、かねてより実証実験として各種ツアーを企画してきた他、3年ほど前から「全国工場夜景サミット」に加入し会員となるなど、取り組みを強化してきております。また、工場夜景の魅力を広くPRする「工場夜景・美の祭典」フォトコンテストに、2016年から新たに「千葉市」部門が加わり、開催されることとなりました。(2012年に始まったコンテストです。)
本テーマを議会で初めて扱ったのが10年前のことであり、こうした取り組みに発展したことをうれしく思います。
※工場夜景クルーズは、50~70分の運行時間で大人2,000円、小中2,000円となっております。千葉ポートサービスのHPをご参照ください。
救急現場では、救急車の到着を待たずに、近くに居合わせた方(バイスタンダー)による応急手当が行われていますが、現場へ到着した救急隊は傷病者の救命を第一に活動するため、その際に協力頂いたバイスタンダーに対して御礼の言葉をかけることが精一杯とされております。
また、応急手当についての市民アンケートでは、「応急手当に自信がない」「感染症が心配」「応急手当を行うことで容態を悪化させてしまったら」などと答えた方が半数以上でありました。
そのため、救急現場で勇気をもって応急手当をされた方への感謝の気持ちと、事後の心的ストレスなどをサポートする相談窓口を掲載した「応急手当感謝カード」を救急現場で救急隊や消防隊から配布することとなりました。(3年前に実施へ!)
千葉市では、バイスタンダー日本一を掲げ、救命講習受講者の拡大に力を注いでおりますが、その取り組みを評価しつつ、「バイスタンダーの心的ケアが重要」であるとして、4年前の議会において本事業の実施を提案して参りました。早期に事業化されたことを評価しております。
H28年7月、文部科学省は千葉ポートアリーナを「パラリンピック競技(車椅子バスケットボール)ナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点施設」に指定しました。
オリンピック競技と異なり、パラリンピック競技においては強化拠点施設が十分ではなく、平成26年4月に、既存の施設を活用しナショナルトレーニングセンターに指定するとの方針が示されておりました。
H28年6月に行われたスポーツ庁による公募では、早々に意思表示をしていた千葉市施設が指定された形となりました。施設指定を受けたことにより、日本代表合宿、強化指定選手の練習会などが実施されている他、市内の子どもたちとの交流会なども行われております。
「政府では、2020年のパラリンピックで、過去最高のメダル獲得に向け、障害者スポーツの競技場や練習場の確保に本格的に取り組むようであります。より具体的には、政府が既存施設の所有者と契約を結びバリアフリー工事を施すほか、施設の選定は、日本パラリンピック委員会や各競技団体の意見を参考に進めるとのことであります。新聞報道によれば、来年度はまず2カ所の施設を確保し、大会までに徐々にふやしていくと報じられております。障害者スポーツのメッカを目指すべく、こうした拠点誘致にも積極的に取り組むべきと考えます。そこで、障害者スポーツにおけるNTC、ナショナルトレーニングセンター強化拠点の誘致について、考え方と今後の取り組みを伺います。」
ナショナルトレーニングセンターの強化拠点として本市の施設が指定されることは、障害者スポーツの振興において大変有意義であると考えます。また、本市では、車いすバスケットボール及びウィルチェアラグビーの全国大会などの開催支援を積極的に行っていくこととしており、こうした取り組みを積み重ねることで、パラリンピックのナショナルトレーニングセンターの候補地選定において優位になると考えられます。今後は、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会推進室及び日本パラリンピック委員会の動向把握と情報収集に努めるとともに、パラリンピックのナショナルトレーニングセンターとして認定される基準等が示された際には、指定条件や候補施設などを総合的に判断し、積極的な誘致活動に取り組んでまいります。
3年半ほど前(平成27年9月)、中央区今井で発生した竜巻(突風)災害。
発生直後に地域の方から連絡を頂き、21時50分頃、現場に駆けつけた際には消防隊も来ておらず、電柱が倒れ、信号機も止まり、道路には屋根瓦が散乱するといった惨状でありました。訪れた数軒のお宅では、「急激に風が強くなり、いったい何が起こったのか?」と口々におっしゃっておられました。皆さん命には別状はなく安堵した一方で、自然災害の恐ろしさを改めて痛感致しました。
翌朝には、国会議員(平木参議院議員)、県議会議員(田村県議会議員)とともに被災者宅をお見舞いに回り、その後即座に市長に対し、「可能な限りの支援」を要望致しました。
国、県の制度では「全壊10世帯以上」が支援の条件となるため、一部で全壊があったとはいえ、このような局所的な被害の事案においては支援の実行は難しい状況にありましたが、全壊世帯が発生するなど被害が甚大であったことを加味して粘り強く訴え続けた結果、国や県と同水準の市独自の支援金支給(全壊:100〜300万円、半壊:上限25万円)が決定されました。災害時に迅速に行動できる議員でありたいと思います。
前号に続いて災害対応について。
こちらも平成27年9月。
中央区浜野町、寒川町などで浸水被害が発生致しました。これは、南米チリでの地震による津波を警戒しての水門の閉鎖と降雨が重なったもので、最も被害の大きかったお宅では、床上80cmまで浸水しました。(床上浸水3棟、床下浸水9棟、店舗内浸水3軒、車輌水没11台)
水門の操作、排水機場のポンプ操作に携わる作業員の現場到着が遅れたことが要因とされておりましたが、詳細の経過がどうあれ、あまりにもお粗末な対応であったと言わざるを得ませんでした。
人災の可能性があると判断したのは発生から6日後とされており、関係当局に猛省を促すとともに、補償の方針・内容の精査と速やかな対応を議会質問も行い強く要望致しました。(東日本大震災の折にも同様の理由で冠水が発生しており、2度目であったことから厳しく苦言を呈しました。)
※なお、昨年も浜野町の同じ箇所で水位を見誤った冠水事案が発生したことから、河川の水が住宅街に逆流することを防ぐ特殊弁の設置を実施頂きました。
対象区間は、中央区問屋町のポートアリーナ前から塩田町の蘇我陸橋南までの約5キロ。6車線化のほか、両側に歩道を設置し、住宅が密集している山側の一部区間においては、国道への車両の出入りを集約するため、国道に並行して市道を整備する計画となっております。また、国道沿いにある市管理の水路については、移設する計画のようです。
本事業により6車線化が実現すれば、旅行速度が約1.5倍に上昇し、移動時間が3分の2に短縮されるほか、死傷事故率も1割減ると試算されております。このことから、輸送・通勤時間の短縮や定時性・速達性が確保され、蘇我副都心へのアクセス向上による周辺都市との強化されることが期待されます。なお今年度は、設計に必要な測量などの調査が行われるようです。
市の関係所管の取り組みや市長と公明党の国会議員との連携もあり、新規事業の採択につながりました。昨年11月、石井国交省が視察に訪れた際には、地元の議員として「少しでも前倒しされる」ようお願い致しました。
MICE(マイス)・・・、皆さまご存知ですか?
企業等の会議=Meeting
研修旅行等=Incentive travel
国際会議=Convention
イベント・展示会=Event/Exhibition
の頭文字をとってMICEといいます。
一般の観光に比べ、国内外から多くの参加者が訪れ、滞在日数も長いこと、また組織による経費負担率が大きいため、一人当たりの消費単価が高いことが特徴です。そのため、MICEを千葉市に誘致することにより、会場、宿泊施設、飲食店など様々な分野に大きな経済波及効果がもたらされることが見込まれます。
これまで議会質問を通じ、MICE誘致の強化を訴えてきましたが、千葉市・千葉県が共同で観光庁に応募し、平成27年6月に「グローバルMICE強化都市」に選定されました。
現在は、千葉市を含む12都市が「グローバルMICE都市」として、国からの支援を得ながら効果的なMICE誘致を行うべく連携がなされております。
千葉市内での国際会議開催件数は・・・
平成27年:31件
平成28年:43件
平成29年:57件
平成30年:68件(見込み)
例えば、平成29年に開催された「地球惑星科学会議」では、海外からの1,110人を含む8,450人が参加されましたが、その経済波及効果は10億5千万円とも言われております。
経済的な“うるおい”は財政力強化、充実の福祉へとつながります。引き続き、うるおいと活力あふれる都市を目指して、全力を尽くして参ります!
※写真は千葉市で開催されたMICE企画も模様です。1枚目は中央区役所の鞘堂ホールです。
既に相互直通運転を実施しているJR埼京線とりんかい線。そこにJR京葉線が乗り入れることにより3路線が一体的につながり、蘇我から新木場→(新木場での乗り換えなしに)大崎→渋谷→新宿→池袋→赤羽→大宮へと、千葉から臨海副都心を経由して埼玉方面へのアクセスが各段に向上します。また、沿線の駅周辺のまちのポテンシャルを高め、臨海部全体の発展にもつながるものであります。
本件については、オリパラの東京開催が決定した平成25年10月、市長への政策提言でその実現を直訴したほか、幾度に渡り議会で取り上げて参りました。平成26年度には予算を計上し「利用実態調査」を実施。平成28年には、国の交通政策審議会が国交相に提出した答申において重要路線の一つにも位置づけられました。
一方で、実現するには異なる鉄道会社間での運賃収受(キセルなど)の問題や複々線化の必要性など、大きなハードルも存在致します。
(既に線路自体は存在するだけに、オリパラ時の一時的な運航は実現するかもしれませんが・・・)本格的な実現にはまだまだ時間を要しますが、沿線駅周辺の発展を目指す一議員として、引き続き全力で取り組んで参ります。
※京葉線・りんかい線の相互直通運転化については、昨年東京都が検討方針を表明した6路線には含まれず、りんかい線の大株主である東京都の構想に現時点で組み込まれていないことは、非常に大きなハードルと言えます。今後は、同事業の東京圏における有効性をいかに東京都や鉄道事業者に訴えていけるのか?…実現には、千葉県及び千葉市の持てるポテンシャルを最大限に発揮し、(神奈川県、埼玉県に引けを取ることなく)首都圏における存在感を大いに高めていく取り組みが必要と考えます。千葉県議会において議連発足などの動きもありますが、よりダイナミックな動きを期待したいと思います。私自身も、実現に向けた最短距離を歩めるよう頑張ります!
あんしんケアセンターとは、平成18年の介護保険法の改正によって創設された、千葉市における「地域包括支援センター」の呼称。介護予防のケアプラン作成や、医療・福祉に関する総合相談などを一体的に担う福祉の中核的機関であり、「介護予防をしたい」「介護を受けたい」といった時に最初の窓口になる地域の拠点であります。
本来、人口2~3万人に1ヶ所の割合で設置されるものとされておりますが、(議会質問で取り上げた平成22年当時)本市では表の通り拠点数が極端に少ないこと(政令市比較で最少)をつきとめ、指摘致しました。「圏域から考えても、少なくとも現在の2倍の数は必要。」と訴えた結果、平成24年には倍増の24ヶ所に拡充されました。その後、平成29年には30ヶ所に拡充され、ようやく約3万人に1ヶ所の割合となりました。
益々進む高齢化のなかにあって、最も身近な行政の拠点になりつつある「あんしんケアセンター」。個人的な考えでは、次に目指すべきは中学校区に1ヶ所。そして困難事案にも対処し得る機能の充実。団塊の世代が後期高齢者となる2025年を目途に、万全の体制整備に努めてまいります!
昨年4月から千葉市が実施しているシェアサイクル(実証実験)の利用が順調です。1月末現在で、ステーション数は127、自転車台数411台(=電動自転車)、月間利用回数14,360回。料金は15分ごとに60円、1日最大千円。スマホで事前登録すれば、いつでも好きなステーションから利用できます。私の近所のセブンイレブン(蘇我町2丁目店)にも設置されておりますが、ステーションが増えてきている状況を実感します。ちなみに写真の最後にある問屋町前のステーションは、なんと日本で最も利用されているステーションだそうであります!
利用が活発な背景には、スマホとGPSを搭載したビジネスモデル(=個人の特定が可能、乗り捨てが防げる)であること、大都市でありながら公共交通が決して十分とは言えない千葉市の都市環境(苦笑)があるように思います。(=15分以下の利用が70%を超え、比較的短距離の活用傾向が伺えます。)実証実験は9月までで、実験結果次第では本格導入の可能性もあります。
こうしたシェアサイクルの実現を取り上げたのは7年前。本格導入に期待をしつつ、蓄積されるビッグデータ(=どういった季節に、どういった状況下で、どういった区間に移動ニーズがあるのか?・・・)にも大きな興味があります。
12年前の初当選依頼、幼児期の子育てに奮闘される皆さまからも様々な要望を頂いてまいりました。例えば・・・
そのほか、(提案により実現した)各区への子育て「支援コンシェルジュ」の配置も成果をあげる形で、保育所の待機児童の解消は進んでおりますが、学童保育(子どもルーム)における待機の問題はまだまだ道半ばであり、早期の改善を求めてまいります。
先日も、0歳児を含む二人の育児中のお母さまからご相談を承りました。詳細は割愛致しますが、あきらめかけていたことが良好な結果につながり、御礼のご連絡を頂いたところです。何よりも、そうした一人ひとりに寄り添い、敏感に反応できる議員でありたいと思います。
ある民間企業の調査によれば、学校で大便をしない小学生は3割に上るとされ、和式トイレが多い学校に通うほど、我慢する傾向が強いとされております。医療関係者からは、子供たちの便秘の増加を指摘する声もあり、集中力の低下など学業への影響のみならず、健康面の心配も気にかかるところであります。
一方で、学校は地域コミュニティーの拠点でもあり、大規模災害時には避難所となるなど、老若男女を問わず多くの住民が利用する施設であります。3年前の熊本地震の被災地では、筋力が弱い高齢者などが避難所となった学校において、和式トイレが使えないケースが見られ、トイレの洋式化が課題となったと伺っております。
さて、千葉市における学校トイレの改修については、これまでも早急な取り組みを要望してきたところでありますが、洋式化率が昨年度末でようやく50%、政令市で最も進む横浜市が一昨年当初に72%であったことから見ても、遅れは明らかであります。現在の予定では、様式化が100%に達するのは2026年とされておりますが、少しでも改善が早まるよう求めてまいります。
※写真は、5年前、ご父兄の皆さまより改善要望を頂き対応をさせて頂いた蘇我小学校にて。また宮崎小学校においては、使えない便器が多数存在していたことから、早期の対処を要望。市内でいち早く洋式化が完了済みです。
ちょうど10年前のお話です。
私の地元、蘇我小学校の校庭は特に水はけが悪く、また凸凹も多く、授業や校庭開放の運営に支障をきたすとの声があがっておりました。(雨が降ると3日間も体育の授業ができないことも。)
しかしながら、当時の教育委員会に相談を持ち掛けたところ、校庭改修の計画リストに蘇我小学校は入っておりませんでした。一度はあきらめかけましたが、あまりにもひどい惨状をその後も再三目の当たりにし、「現場調査だけでも」と依頼したのを覚えております。結果、「(飛び級で)修繕が必要」との判断が下され、晴れて改良工事に漕ぎつけたというものです。
議員として2年目でもあり、この事案を通して、私自身が現場をしっかりと調査することはもとより、行政にも現場を実際に見て頂くことの重要性を再認識した出来事でありました。
その後、写真にもある宮崎小学校の校庭改良にも関わらせて頂きました。(写真のキャプションにある「2期8年の歩み」は無視してください・・・汗)
※大巌寺小学校でも同様の要望を頂いております。現時点では、H33年に設計、H34年の工事の予定とのことです。
9年前に議会で提案し、6年前から千葉市でも始まりました。
高齢者が高齢者施設等で行うボランティア活動に対して、ポイントを付与し、1ポイント100円換算し保険料等に充当(年間50ポイント、5,000円を上限)する制度です。
高齢者が地域貢献、社会参加活動を通じて自身の介護予防を推進することを目的としており、一定の成果もあがっているようであります。
登録者数は、H25年で947名だったものがH30年で2,233名。受入施設数も同年比較で215施設から324施設まで広がっております。
※事業開始から6年が経過していることから、課題を明確にし次なるステップを模索し提案して参りたいと考えております。
2017年に長野県で行われた「SNSの一つであるLINEを活用したいじめ自殺相談」実証事業では、わずか2週間で電話相談の2年分にあたる相談件数を受理するなど成果をあげました。これを受け、SNSのいじめ相談事業が全国30ヶ所に拡大。千葉市においても、その実施を迫り、昨年10月末から本年1月末まで実施されました。
対象者は千葉市立学校の中高生約25,000人のうち希望者。登録者数は1,028人。登録率4.0%。登録率4%は他自治体に比べ高い数値のようです。
千葉市ではこの取り組みを通し、新年度においてもこのモデル事業の実施を決定。5月~来年3月まで週2日で相談窓口が開設されることになりました。
※私自身、昨年8月に、政令市でも先行実施していた名古屋市と大阪市を訪問し取り組み状況を確認。その必要性を訴えて参りました。
平成31年度の千葉市の新年度予算では、いじめや不登校などの相談に対応するスクールカウンセラーが大幅に増員されることとなりました。従来小学校では、12人が一部の学校で活動しておりましたが、新規採用で55人に増員。全111校に対応できるようになります。
いじめや不登校の低年齢化に伴い、スクールカウンセラーの小学校への配置を議会質問で取り上げたのが9年前。ようやくの感は否めませんが、まずは当面の活動を見守りたいと思います。
その他にも、教育と福祉の両面に関する専門知識(技術)を有するスクールソーシャルワーカーの配置、特別支援教育指導員・介助員、部活動指導員の増配置を求め続け、徐々にではありますが進展が見られます。「教師こそ最大の教育環境」との考えに立ち、教育現場の指導者のスキル向上、専門的人材の積極登用に今後とも取り組んでまいります。
ちばポ・・・ご存知ですか?
「ちばポ」は、千葉市が昨年7月に始めた「地域で行うボランティア活動などにポイントを付与し、電子マネーに交換できる実証実験」です。流通大手イオンの電子マネー「WAON(ワオン)」の一つ「ちば風太WAON」にポイントをため、買い物に利用できます。原則、参加1回で50ポイント(50円相当)が付与されます。
対象事業は、ボランティア活動や健康増進活動の他、パラスポーツの体験会への参加など、およそ70事業。新年度には、健康づくりを促進するために、ウォーキングを行った市民にポイントを付与する仕組みも検討されております。
(昨年末時点で約9千人がエントリー。登録法や対象事業の詳細は、市のHPをご確認ください。)
さて、こうしたボランティアや健康づくりに、ポイントなどのインセンティブを付与する取り組みは各地に見られ、私自身も議会で幾度か取り上げて参りました。また、健康づくりにあって、ウォーキングは典型的な有酸素運動であり、実にさまざまな健康効果があることから、ウォーキング文化を広く醸成していくべきと訴えたのは9年前のことであります。
ともあれ、実証実験として始まったばかりであり、推移を見守りつつ次なる進化を模索していきたいと思います。
SDGsとは、国連が2016年から2030年までの達成をめざす持続可能な開発目標、Sustainable Development Goalsの訳。地球環境と人々の暮らしを持続的なものとすべく、全ての国連加盟国が取り組む17分野の目標、169のターゲットからなります。あらゆる形態の貧困に終止符を打つといった従来の開発目標に加え、ジェンダーの平等や良好な雇用環境づくり、生産と消費の見直し、海や森の資源保護、安全なまちづくりなど、先進国が直面する課題も含まれております。
特徴は以下の3点。
〇政府や自治体以外のあらゆる団体、人が目標に向かって様々な行動ができる、また、そうした人々がお互いに結び付きあえる。
〇例えば資源の節約であったり、ごみを拾う・捨てない、社会的弱者へのちょっとした親切な行動など、誰もが取り組める身近な一つ一つの行動が、やがてはグローバルな変革につながる。
〇企業や各種団体、一市民に至るあらゆる人々意識喚起を図りながら、その行動を集めていくことによって、人と人をつなぎ大きなうねりにして変革につなげていく、そういった動きを活性化させていくビジネスモデル。
また、SDGsが掲げる「誰も置き去りにしない」との行動理念は、私たちの現代社会が直面する諸課題や、それらの解決に取り組む際の重要な指針でもあります。
イメージ…湧きましたか?
(写真のよしもと芸人さんのPRなんかは分かりやすいのではないでしょうか。)
国においても2015年にSDGs実施指針が示された他、最近では自治体向けSDGs導入ガイドラインも示され、SDGsを積極的に推進する自治体も出てきております。
さて、千葉市の次期基本計画(10年計画)の計画期間は2022年から2031年。2025年問題など、本格的な人口減少、超高齢化の時代を迎えます。検討にあたっては、昨今あらゆる分野で語られるサスティナビリティ、いわゆる持続可能性が問われるだけに、より普遍的な思考と指標が重要であります。
そこで酒井が考えたのがSDGs。
近年国際的にも取り組みが進められているSDGsは、その最も標準的な物差しと言えます。掲げられた17の目標、169のターゲットは、貧困や格差、健康と福祉、気候変動に防災、質の高い教育など、私たちの自治体運営にも密接な関係にあるものが多分に含まれており、決して国際協力の枠にとどめるといったレベルのものではありません。今見えるもののみを追うといった傾向に陥りがちな政治の世界にあって、グローバルかつ普遍的、長期的視野にたった目標と現状をつなぎ合わせていく作業は極めて有意義であり、国政においても市政においても、その全体の政策に横串を刺すようなものであり、底流とすべきものであります。
2年前の第一回定例会、私自身、代表質疑において「国際都市・千葉としてSDGsに積極的に参画していくべき」と訴えました。市長からは「SDGsの理念は、本市が進めるまちづくりの方向性と底流を同じくするものと認識している。また、政策形成に資するとともに、多様な主体との連携の進化も期待できることから、次期基本計画に係る検討の中で、今後のSDGsの活用のあり方について検討していく。」との答弁がありました。
近年、空き家が増えていますね・・・
議員として1期目の平成23年3月、地域から頂いたご相談をきっかけに、議会質問を行いました。写真にある物件を議場で紹介したところ、皆さん一様に驚かれていたことを覚えております。台風などの自然災害時に倒壊の危険性や、害虫の発生などによる近隣への被害のおそれもあります。また、放火など犯罪の温床にもなりかねないとの指摘もあります。当時、空き地の雑草等に関する条例改正の議論はありましたが、管理不全の空き家の問題などは対象となっておらず、条例化を訴えました。
その後、平成25年4月に千葉市空き家等の適正管理に関する条例が施行され、一歩踏み込んだ調査、指導がなされることに。更に、平成27年に国の空家法が施行。平成29年1月には、同物件を空家法に基づく特定空家等として判定し、指導開始。その後、勧告、再勧告、略式代執行に係る事前公告と進み、遂に昨年10月、千葉市で初めて空家法に基づく略式代執行が実施されました。最後の写真は代執行後の写真となります。
今後とも空き家問題については、安全安心の観点からの適正管理を進めていくとともに、持ち主に対する相談体制の充実、利活用の促進などの側面からも取り組み強化を求めて参りたいと思います。
今や、誰もが楽しめる共生スポーツの代表例とも言われるボッチャ。皆さまはご存知でしょうか?ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目にもなっております。ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。
千葉市でも、昨年7月に本庁舎の1階に簡易コートが設置された他、スポーツ推進委員への講習会も実施されてきました。私自身も、本市でただ一人、県の指定強化選手に選ばれた地元の選手(佐藤大介さん)との出会いをきっかけに、遅ればせながらボッチャのファンになりつつあります。町内自治会に社協地区部会、障がい者施設に公民館と、ボッチャの地域クラブを運営する代表の方と各団体のキーマンを引き合わせるなど、微力ながらボッチャの普及に動いております。
昨年の私の議会質問では「2020年にボッチャの市民大会を開催することを検討している。今後、普及活動を関係機関と連携し進めていく。」との答弁を得ました。
オリパラの閉会後、障がい者と一緒になって大人から子供まで、市内の至る所でボッチャが盛んに行われている…そんな共生社会の一コマを想像しながら、今後も活動を続けていきたいと思います。
※先日、千葉市障害者福祉センターの利用情報ガイドに、文中の佐藤大介さんの記事が2度にわたり掲載されました。パラスポーツをきっかけにひきこもりから脱却、県の指定強化選手に。我が地域の“挑戦するパラアスリート”…応援したくなります!是非ご一読ください!なお、2月の関東ボッチャ選手権では見事優勝されたそうです!
千葉市では、平成15年より指令センターに医師が常駐する体制が構築された他、平成27年度からは(タブレット端末による)ICT救急情報共有システムを活用した傷病者の受け入れ体制の迅速化に取り組むなど、救急救命体制の構築に向けて事業を大きく推進してきました。その他にも、AEDの普及拡大やバイスタンダー日本一への取り組み、頻回利用者対策に救急受診ガイドの作成など、その効果を期待するところであります。
一方で、表の通り他政令市との比較で見ますと、119番通報から病院収容に至る救急搬送時間(単位は分)については決して好ましい状況にはありません。「救急車が到着しても、いつまでも現場にいた」などの声もよく伺うだけに、(様々な事情があるにせよ)命に係わる問題であり、改善が求められます。
2年前の議会質問では、他市と比較し、こうした差異の背景にあるものを関係当局としてどのように捉えているのか伺うとともに、救急車の適正利用を促進すべく、救急相談ダイヤル(医師や看護師等の相談員が応急処置、緊急性についてアドバイスする電話サービス)の24時間365日体制の事業化を求めました。(=「#7119」としてサービスを提供する自治体が出てきております。)
当局からは、「他市と比較し、救命救急センターが少ないことや医療機関の配置などが要因として考えられるが、現在国においても調査が行われておりその推移を見守る。相談ダイヤルの24時間化については、県への積極的な働きかけを含め、市としても検討していく。」との趣旨の答弁がありました。
依然道半ばでありますが、何としても成果があげられるよう働きかけをして参りたいと思います。
4年前、かねてより興味を持っていた静岡県富士市の産業支援センター・通称f-Biz(エフビズ)に視察へ。中小企業・小規模事業者のための経営相談所の国モデルとなっている施設です。写真にある通り、千葉市の支援機関であるビジネス支援センターと比較しても、地域の事業者から寄せられる相談件数はもとより、実際の売上拡大や創業の実現において驚異的な成果をあげております。
ちなみにこのエフビズは民間委託されており、予算規模も(単純比較はできませんが)千葉市の方が約2.6倍となっております。
これらを踏まえ、議会質問では千葉市のビジネス支援センターの改革を訴えて参りました。徐々に専門家による相談やコーディネーターの採用枠は増えつつあるものの、まだまだ理想形には程遠いのが現状です。引き続き、改革の視点でチェックして参りたいと思います。
▶地域課題
3期12年、地域課題に関する解決実績は400カ所を超えました。近年の主なものをご紹介致します。
駅前の時計設置
駅前のジェフカラー化
今井陸橋下交差点の街路灯設置
蘇我小の校庭改良(水はけの良い校庭に)
蘇我小周辺の路肩のカラー化
蘇我小プール裏への横断歩道の設置
今井保育園前の照射式標識の設置
2丁目5、6番地先の路面表記
2丁目交差点への矢印信号の設置
2丁目交差点の左折注意看板、飛び出し注意シール設置
2丁目24・25番地先の再舗装及び歩道入口の段差解消
東武ストア前の車止めの設置
東武ストア前の農業用水路の暗渠化
4丁目全域への路面表記の設置
南部蘇我1号公園へのブランコの設置
3丁目17~18、22~23番地先の交差点のカラー化及び路面表記
3丁目5、9、10、19番地先交差点の路面表記
バス停・生実学校入口前の路面表記
蘇我町線への冠水情報表示板の設置
大網街道踏切への歩道の設置
みなみだ公園の芝生化
5丁目1~5、16~19、25~28番地先の一本道の路側線整備
(※歩道を広く、車道を狭く線を引くことにより、行き交う車が速度を緩めるようになりました。)
ふれあい公園への時計の設置
線路沿い道路への路面表記
千葉工業高校前のガード下への街灯の設置
蘇我中~マルエツ前の末広街道の振動対策
大網街道踏切への歩道の設置
3丁目3~4番地、2丁目21~22番地先の振動対策
3丁目1~2、9~10番地先の交差点対策
3丁目21番地先の私道の舗装整備
リブレ前交差点の横断歩道上の段差解消
千葉寺駅・マツキヨ横駐輪場付近の冠水対策
県営住宅前の路面表記
末広4~5丁目交差点の大型改良
末広5丁目交差点への冠水情報表示板の設置
末広3丁目28番地先道路の再舗装
千葉寺三差路~千葉寺駅の道路への外側線整備
(※センターラインを消すことで、行き交う車が速度を緩めるようになりました。)
670、676~678、687番地先の側溝整備 529番地先のカーブミラー設置、注意看板の設置 464、466、556、557番地先のカーブミラー設置 宮崎そよかぜ公園横の横断歩道設置 467、474、495番地先のカーブミラー設置、車止め設置
宮崎小前など青葉の森通りの旧水路フタの総点検、改修 千葉寺県営住宅、エステスクエア、サンクタス周辺の路面表記 宮崎小周辺の路肩のカラー化 1丁目17番地先~2丁目4番地先の道路振動対策
白旗商店街内の交差点対策(路面表記)
3丁目16~17番地先の側溝整備
2丁目2番地先の側溝整備
3丁目4~5番地、20~24番地先の道路整備
3丁目22~25番地先の横断側溝の整備
白旗交番前交差点~蘇我ロイヤルコンフォート前の路面表記
鵜の森町12番地一帯の側溝整備
今井町1376、1390~1394番地先の側溝含む道路整備
グリーンベルト、今井町1284~5番地先の路面表記
今井町1359、1435番地先への車両進入禁止看板の設置
グリーンベルトの路肩のカラー化
大森町公園の建設
ゴミステーションの水たまり対策(131番地先)
大森町~花輪町への路肩のカラー化
134~140番地先へのカーブミラーの設置、路面表記
168、170、342、354、356番地先への路面表記
京葉道路側道の側溝のフタかけ
312、282番地先の側溝のフタかけ
赤井町739番地先の道路振動対策
赤井町37、165、166、170、175番地先の側溝、ガードパイプ設置
大巌寺小周辺の路肩のカラー化
大巌寺前のカーブミラーの設置
大巌寺前の広報掲示板の新設
赤井町734、739番地先に速度注意看板の設置
生浜町役場の外壁改修
1292番地先の老朽化した線路フェンスの刷新
塩浜橋バス停近くの路面表記、車止めポールの設置
西雷踏切の歩道整備(2019.5月頃から本格着手)
浜野駅西口885番地先のカーブミラーの改修
1321番地先のガードレール、路面表記の設置
96、99番地先の信号機設置
浜野駅西口 ベルク前交差点への矢印信号の設置
浜野駅西口 浜レジ周辺一帯の路面表記
小田急浜野団地一帯の路面表記、注意看板設置
村田川公園先の冠水情報表示版の設置
塩田町624、625、665、666番地先のカーブミラーの設置
塩田町284〜288、292〜296番地先の路面カラー化
文化財センター入口バス停付近への信号機設置
1366、1368番地先一帯の路面表記の設置
生浜小学校周辺の路面表記
南生実台バス停付近へのカービミラー設置、カラー舗装
表台バス停周辺のカーブミラー設置
明徳高校裏の土止め工事(4月以降順次着手)
生実町公園の建設
2170、2220、2221番地先の私道の舗装
1907番地先の土止めフェンスの設置
2170番地先の側溝のガタツキ解消
生実学校下の歩道の拡幅
生実川の草刈り、側溝清掃
956、972、973、988番地先の水路へのフタかけ
生浜東小学校周辺の路肩のカラー化
生浜小学校通用門前のカラー舗装
生実池脇道路へのカーブミラーの設置
2134、2137、2142番地先の側溝のガタツキ解消
川戸保育所前の道路の側溝整備
ウェルサンピア千葉前の交差点改良
川戸小周辺の路肩のカラー化
緑地帯セットバックによるゴミステーションの用地確保
川戸町328番地先 空き家及び大木の撤去
川戸小学校裏、土止めによる土砂対策
仁戸名町702、710番地先の土砂撤去による歩道の確保
川戸町380、381番地先道路の振動対策
川戸中学校前の歩道舗装、側溝清掃(水たまり対策)