酒井伸二の実績

教育・子育て先進都市へ

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2023 2023

「子ども医療費助成の拡充を」

公明党市議団では、令和5年度予算編成に関する重点要望の一つとして、子ども医療費助成制度の見直し・拡充を要望。
昨年末の代表質問では、改めて同制度に対する基本的な考え方とともに、3年前から導入された保険調剤への保護者負担について、現在の評価と今後の方針について問いました。
市長からは、
「県が導入予定である保護者負担の月額上限の設定のほか、市独自に3人以上の子どもを養育されている家庭の軽減を図る施策などを検討する。」
「(保険調剤への保護者負担については)制度の安定的な継続に必要な財源確保に一定の目処が立ったこと、物価高騰など社会情勢の変化を踏まえ、見直しについて早期に検討する。」
との答弁がありました。
早期の実現を目指すとともに、将来は高校3年生まで対象拡大に挑みます。

2023 2023 2023

「『こども基本条例』の制定を」

少子化が進むなか、児童虐待、いじめ、自殺、不登校など子どもを取り巻く環境は過去最悪の水準にあると言われます。
そこで、国における「こども基本法」の成立を受け、子どもの視点に立った切れ目のない包摂的、包括的支援の仕組みを一層充実させていく必要があるとして、本市としての条例制定に取り組むよう主張。
また、1989年に国連で採択された「子どもの権利条約」は、日本も1994年に批准。
そこには子どもの権利として「生命・生存・発達の権利」「子どもの最善の利益」「子どもの意見の尊重」「差別の禁止」の4原則が定められておりますが、認知度が極めて低いことから、併せてその認知向上に取り組むよう求めました。
(2022.6.17の一般質問)
そうしたなか、昨年末の議会において、「子どもの権利」の保障をはじめ、子どもに関する施策の基本となる事項を定める条例の制定に向け、規定する項目や内容等について、市民や有識者により意見等の集約を図る附属機関を設置することとなりました。
新年度に条例素案の検討がなされ、翌令和6年度の条例化を目指すとされています。
本市における「子ども真ん中」社会の実現へ向け、今後とも全力で取り組んでまいります。
写真は市内でのパラスポーツ教室の様子です。

2023 2023 2023

「子育て支援策の更なる充実を」

16年前の初当選以来、幼児期の子育てに奮闘される皆さまからも様々な要望を頂いてまいりました。
例えば・・・
「保育所送迎時の駐車違反問題を何とかしてほしい」・・・保育所の駐車場整備支援へ
「駅の近くにもっと保育所を」・・・駅ナカ、駅前保育所の整備促進へ
「子どもの医療費負担の軽減を」・・・中学3年生までの医療費の無料化へ
「わかりやすい子育て支援情報を」・・・“千葉市子育てナビ”の整備へ
「一時預かりしてくれる保育施設が少ない」・・・一時預かり事業の拡充へ
「ベビーカーでの外出が不安」・・・ベビーカーマークの普及へ
「おむつ替えできる施設がほしい」・・・“赤ちゃんの駅”を拡大へ
「幼稚園就園奨励費は2月支給だけど、年内に一部支給してほしい」・・・前倒し支給の実現へ(10月と2月に分散)
党として昨年11月、子ども政策を政治の柱に据えた社会の実現と、少子化・人口減少を克服するための具体策を示した「子育て応援トータルプラン」を発表しました。
妊娠・出産から育児、教育に至るまで、安心して子どもを産み育てることができるよう、千葉市における各種制度の充実に全力で取り組んでまいります。

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「通学路の安全対策を」

1子どもの事故ほど胸を痛めることはありません。
私自身、長女が4歳の時に交通事故に遭った経験を持ちます。
だからこそ「子どもたちの安全・安心こそ第一に」との思いで、身近な生活道路の安全対策に全力で取り組んできました。
さて近年、通学途上における事故が全国で後を絶ちません。他市の先進的な取り組みを調査する中、学校から一定の距離のエリアを対象として、路肩のカラー化に取り組む京都市の取り組みに注目。
本市でも市内全域に、計画的に取り組むよう議会質問で提案しました。
その結果、平成28年に「千葉市通学路のカラー化計画」が策定され、学校から半径500m以内の通学路のカラー化が進められております。
子どもたちはグリーンの線の上を歩き、ドライバーには注意を促すなど、効果は高いと言われております。
なお一昨年6月に発生した八街市での事故を受け、計画を2年前倒し。全120kmの整備が昨年8月に完了しました。
今後は、更なる区間の拡大や既に色が薄れてしまった区間の修繕を求めて参ります。

以下が実際の質問。
ご興味のある方は議事録を参照下さい。

2019.6.18
一般質問
2014.3.13
一般質問
2012.6.15
一般質問

2023 2023 2023 2023

「通学時の見守り強化を」

○ 学校防犯システム「ツイタもん」の導入

地域の学校から寄せられる不審者情報だけでも、ここ数年、年間200件以上の情報が寄せられています。登校日ベースでみれば、必ず毎日1件は市内のどこかで子どもたちが不審者に遭遇していることになります。
地域の青少年育成委員会の定期会合でも毎回議論されてきたテーマでもあり、9年前より議会質問で度々取り上げてきました。この間、市が発信する安全安心メールに「不審者情報」が加えられたのも成果の一つです。
4年前、ある支援者からの問いをきっかけに、市川市が取り組む学校防犯システム「ツイタもん」の存在を知り、早速議会で取り上げました。
同システムは、無料のICタグを児童に配布し、読み取り機及び専用防犯カメラを通用門に設置することにより、子どもたちの登下校状況を把握し、希望する保護者には都度メール配信するもシステムで、「子どもたちが“いつ、誰と、どのように”登下校したのか」を学校が把握し、保護者からの問い合わせにも対応できるようにするものです。
その後、千葉市としても2020年度より全校展開する方針が示されましたが、コロナ禍で必要備品の調達が滞ったことにより整備が大幅に遅れたほか、モデル校での登録率の伸び悩みもあり、現在14/110校の設置に留まっております。
もともと特別な財源を要しない有効な仕組でもあることから、市全体の見守りレベルの向上を図る意味でも、財政負担をしてでも全校への整備を進めるよう求めております。

○ 地域防犯情報の「見える化」へ

日ごろ防犯パトロールにご協力頂いている関係者をはじめ、市民の皆さまにきちっとした情報を伝達していくことは、より確かな防犯力の向上につながります。
東京都が開設する「防犯ボランティア応援サイト」は、オープンデータの提供とともに、子どもたちへの不審な声かけ事案、子どもの交通事故発生状況、町丁別の犯罪情報、特殊詐欺の被害状況などが地図ベースで閲覧できる優れた取組で、これに準じた仕組みの提供を議会質問で提案してきました。
ここ最近の議会答弁では、(都の取組みも視野に)より分かりやすい形での情報提供を検討する旨が述べられており、今後の展開に注目です。
子どもたちの安全・安心のため、引き続き取り組んで参ります!

以下、議会での関連質問です。

2022.9.30
一般質問
2019.6.18
一般質問
2017.12.11
一般質問
2014.6.18
一般質問

2023

「入学準備金の前倒し支給を」

小中学校に就学する児童生徒が安心して教育を受けられるよう、経済的理由でお困りの保護者に学用品費等を支給する就学援助制度があります。
このうち、「入学準備金」(新入学児童生徒学用品費等及び制服調整費)の支給時期が、これまで7月であったのに対し、入学に必要な諸用品を準備する3月に変更されました。
(千葉市では2018年から中学校で、2019年から小学校で。)
本件について、2015年3月の議会質問で初めて実施を要望。
その2年後の2017年、公明党の国会議員が国会質問で法改正の答弁を引き出し、その流れを受け千葉市でも実施が決定しました。
「入学前の負担を少しでも和らげたい」との思いが形になりました。
近年では、学習用タブレットの導入に際し、自宅にWi-Fi環境のない児童生徒への配慮を求めてきましたが、家庭の経済的な問題で子どもたちの教育環境が左右されることがあってはなりません。
今後とも教育環境の充実に取り組んでまいります。
以下が実際の質問。
ご興味のある方は議事録を参照下さい。

2015.3.4
一般質問
2020.9.29
一般質問
2021.3.1
一般質問

2023 2023 2023

「学校トイレの洋式化を」

ある民間企業の調査では、学校で大便をしない小学生は3割に上るとされております。和式トイレが多い学校に通うほど、我慢する傾向が強いとの情報も。
同様に医療関係者からも子供たちの便秘の増加を指摘する声はあり、集中力の低下など学業への影響のみならず、健康面の不安も懸念されます。
一方で、学校は大規模災害時には避難所に。2016年の熊本地震の被災地では、筋力が弱い高齢者が避難所となった学校で和式トイレが使えないケースが見られ、トイレの洋式化が問題になりました。
さて、千葉市における学校トイレの改修については、これまでも様々な機会に指摘・要望をしてきましたが、2021年、改めてスケジュールの前倒しを求め、2024年度末完了を目指すことが示されました。
写真は、9年前、ご父兄の皆さまより改善要望を頂き対応をさせて頂いた蘇我小学校にて。また宮崎小学校においては、使えない便器が多数存在していたことから、早期の対処を要望。市内でいち早く洋式化が完了済みです。

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「校庭の改良を」

2019年、大巌寺小学校で活動する少年サッカークラブの関係者より声を頂き、要望。
また、2021年春の運動会シーズンには、雨の翌日、周辺の学校で運動会が開催される中、同校のみが(水はけが悪く)中止となり、父兄の皆さまからも、早期の改善を求める声を頂きました。
そこで、運動会の一件を契機に対応の更なる加速を訴えました。
結果、同年(2021年)秋には応急対応の整備を実施して頂きました。(写真) 
雨の日の翌日も授業が可能となるなど、一定の改善はなされたと伺っております。
そして現在、本格的な改良工事に向けた実施設計が行われており、年内には工事着手される予定です。引き続き、フォローして参ります。

●蘇我小学校編

今から14年前。
地元・蘇我小学校の校庭は特に水はけが悪く、また凸凹も多く、授業や校庭開放の運営に支障をきたすとの声があがっておりました。(雨が降ると3日間も体育の授業ができないことも。)
そうした中、当時、教育委員会に相談を持ち掛けるも、校庭改修の計画リストに同校は入っておりませんでした。一度はあきらめかけましたが、あまりにもひどい惨状をその後も再三目の当たりにし、「現場調査を」と依頼。
その結果、「(飛び級で)修繕が必要」との判断が下され、晴れて改良工事に漕ぎつけました。
その他、宮崎小学校の校庭改良も携わらさせて頂きました。トイレの洋式化、体育館のエアコン整備、プール施設の見直しなど、学校施設の問題にもしっかりと取り組んでまいります。

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「他者を思いやる心を育む教育を」

“オリンピック・パラリンピック教育”は、その歴史・意義などはもとより、フェアプレー精神、他者の尊重や自己実現などの学びからなるほか、特にパラリンピック教育は、子どもたちが社会の多様性を知り、他者を思いやる心を育む機会になるとして注目を浴びてきました。
2013年、当時の市長に提出した政策提言書(酒井が原案作成)で触れた他、2015年の一般質問では、具体的にパラリンピック教育の実施を迫りました。
その結果、2017年4月、千葉市の全171校が大会組織委員会から「オリンピック・パラリンピック教育実施校」として認証を受領。2018年度から千葉市の全ての小中学校で、体育の授業にパラスポーツが取り入れられました。
なお、大会終了後の取組みについての質問でも、「体育、保健体育の年間指導計画に位置づけてパラスポーツを実施する」「パラスポーツ体験で得た学びを、各教科や道徳、特別活動などにも生かし、レガシーとして発展的に継続していく。」との答弁。
千葉市ならではの、多様性を理解し尊重する心を育む教育へと進化していくことを願っております。

2023

「スクールカウンセラー、ソーシャルワーカーの配置を」

いじめや不登校の低年齢化に伴い、特に当選1期目(2007年~2010年)、スクールカウンセラーの小学校への配置を議会質問で取り上げてきました。
4年前、いじめや不登校などの相談に対応するスクールカウンセラーが大幅に増員されました。(それまで、12人が一部の学校で活動していたのに対し、新規採用で55人に増員。全111校に対応できる体制へとシフトされました。)
また、教育と福祉の両面に関する専門知識(技術)を有するスクールソーシャルワーカーの配置、特別支援教育指導員・介助員、専科指導のための非常勤講師、スクール・サポート・スタッフ、部活動指導員の増配置を求め続け、徐々にではありますが進展が見られます。
多様性の時代に即した、一人一人の可能性を育む教育環境の充実を目指し、今後とも取り組んでまいります。
以下が実際の質問。
ご興味のある方は議事録を参照下さい。

2023.2.22
代表質疑
2020.2.27
代表質疑
2018.2.28
代表質疑
2012.10.1
一般質問
2010.9.14
一般質問
2009.3.17
一般質問
2007.9.28
一般質問

2023年の新年度予算では、スクールカウンセラーの配置体制が更に拡充された他、ステップルームティーチャー(専任の支援員)の新規登用やライトポート(教育支援センター)の支援体制強化など、不登校対策の強化が図られております。